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ウィリアム・ターナー (博物学者) : ウィキペディア日本語版
ウィリアム・ターナー (博物学者)

ウィリアム・ターナー(William Turner、1508年? - 1568年7月13日?)〔Year of birth approximate; day of death preferred on grounds of a message sent by the Bishop of Norwich: see Raven p122.〕は、イギリスイングランド王国)の牧師宗教改革者。医者博物学者としても知られる。イタリアフェラーラボローニャの大学で薬学を学んだ。初期の植物学者、薬剤師(ハーバリスト)の一人である。16世紀当時イギリスは、植物学研究で大陸に後れを取っていたが、その遅れをある程度取り戻すことに貢献した。鳥類学者でもあった。〔Raven, Charles E. 1947.''English naturalists from Neckam to Ray: a study of the making of the modern world''. Cambridge. p38〕ターナーは、イギリス人として初めて植物の科学的研究を行い、「イギリス植物学の父」とよばれている。動物学植物学で有名なスイスの博物学者コンラート・ゲスナーの友人である。
==生涯==


1508年頃に、イングランドノーサンバーランド(Northumberland)の郡庁所在地・モーペス(Morpeth)に生まれた。ケンブリッジ大学ペンブルック・ホール(Pembroke Hall)で学び、1533年に学士号(M.A.)を取得し、ペンブルック・ホールの研究員、会計係になった。ケンブリッジにいる間に、研究書''Libellus de re herbaria'' (1538)を含む7冊を著した。ターナーは、イギリスの未知の植物を調べるために、フィールドワークに多くの時間を費やし、その詳細を解説した。
1540年から旅に出て各地で説教し、それは逮捕されるまで続いた。釈放された後、薬学の勉強をしにイタリアに向かった。1540年から1542年まで、フェラーラ大学とボローニャ大学で学び、博士号(M.D.)を取得した。
薬学学位を取得した後、ドイツのエムデン伯爵(the Earl of Emden)の主治医になった。イングランドに戻ってイングランド国教会牧師となり、サマセット公爵(the Duke of Somerset)の主治医となった。サマセット公爵の威光で、教会の中でも昇進し、1550年にヨーク大聖堂Dean(聖職禄を受けている聖職者)になり、1551年から1553年まで、ウェールズ大聖堂の首席司祭となり、ここに薬草園を作った。カトリックメアリー1世がイングランド女王になると、牧師であるターナーは再び国外に逃れた。1553年から1558年まで、ドイツ神聖ローマ帝国)・バイエルンのWeisenburgで暮らし、医者として働いた。彼はこの時カルヴァン主義者になった。
1558年にエリザベス1世が即位すると、ターナーはイングランドに戻り、1560年から1564年まで再びウェールズ大聖堂のDeanになった。彼はイングランド国教会に、ドイツやスイスのカルヴァン主義をもたらそうとしたが、1564年にはイングランド国教会に従わないとして職を解かれた。1568年の7月7日、ターナーはロンドンの自宅で亡くなり、St Olave Hart Streetの教会に埋葬された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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